

鈴木会長による浜松市行財政改革の実際について
― 講演・懇談会
平成20年2月1日
於)グランドホテル内
鈴木自動車ゲストルーム
17時30分〜20時
講師 鈴木自動車株式会社取締役会長
鈴木 修 氏
1、目 的
鈴木会長が、浜松市行財政改革推進審議会の仕事をされていることは浜松市議会の皆さんからお聞きしていましたし、むしろなかなか手厳しくやって物議を醸していることは知っていました。
今回の鈴木自動車の視察にあたり、もしかしたら鈴木会長が来て話をしてくれるかも知れないよ、と案内があったので是非にそんな方の話なら聞いてみたいとお願いしていたところ、快くお受けいただいたと連絡があり一同感激して臨んだわけです。
当日は浜松市議会の自由民主党浜松の会派の皆さんが10名位、創造浜松の皆さんも10名位参加して総勢35名が時間も忘れ、行革に懸ける会長の言葉に聞き入りました。
途中で鈴木康友市長も飛び入りで参加し、市長や浜松の議員とのやり取りもあり実の入った講演会になりました。
2、概 要
鈴木会長は、率直に経営者として事象を見たときにどうなのか、という考え方で行政の無駄や矛盾を指摘されてきたように思われました。
まさにそこにこそ行政マンでは気がつかない事があることを、いくつもの事例やものの見方で話してくれました。
--- 役人言葉の分かりにくさ、費用弁済(日当)・繰り出し金(赤字の補てん)など
--- 市長の退職金や公舎の家賃は必要か
--- 市民の目線で考える、学者や知識人の「べき論」は大学で
--- 一般会計と特別会計、特別会計だから少ないと思いきや一般会計と同額かそれ以上の
金額がある、企業ではそうは使わない。総会計と言うのかも
--- ラスパイレス指数、基本給のみで手当関係が入っていないからおかし
--- 税の滞納額、前年比より上回らなければ経営はなりたたない
--- 役人は金を使うことは知っているが利益を出すことを知らない
--- 同様の使い道なのに建設費が異なる公共施設、コスト意識がない
--- 鈴木自動車では昨年900億の利益を出した、これをざっと300万台の生産数として1台
3万円の利益にしかならない。車1台に2万点の部品とすると利益というものは1円の積
み重ねであることがよくわかる。
--- いくらで作るという意思を示さずに設計任せの積算、役割は目的は
--- 市の広報誌は新聞折り込みにしたら安くなるのでは
--- 無駄があるのに予算がないという
--- 補助金はマンネリ化していないか、経費と補助を見極める
--- 戦後日本人は乞食になった、国から県・市まで金を取ってくる議員が良くて、それを
ありがたそうにもらう風潮、みんな私たちの税金なのにありがたがる
--- 市役所ほど汚い事務所はない
これらはざっとメモしただけですから、会長の言わんとするところから外れているものも多いと思いますが、しかし審議会の委員は行政全般に通じているわけではないと、審議会のほかに、19回(102時間)勉強会や研究会を重ねたことが答申書に書いて有りました。
18年度の答申による行革効果は経常経費で45億円、一時的な単年度費用削減額38億円合計83億円、10年間で490億円という評価を市から頂いたそうです。
(浜松市19年度当初予算2620億、特別会計2300億)
また、平成20年度予算に向けた提言も昨年12月に行っています。18年度の答申書と合わせ提言書も頂いてきましたので、熟読し飯田市にも生かしたいと考えます。
続く懇親会は愉快なもので、浜松と飯田市の議員それに鈴木会長と時間を忘れ語り合いました。
私たちは是非飯田にもきてくんな、と申し上げてまいりました。