この写真は、地下ダムの貯水状態を見てもらうために一部開渠にしたもの。
杭がつながっているところ、貯水側が山側、反対が海側
2、メガソーラー発電 4,000kw
飯田市も中部電力と共同で1,000kwの発電を行う計画ですが、宮古島はこの4倍の規模のものです。
約1キロの太陽光発電の工事真っ盛りでした、風力発電の風車も2機あり自然エネルギーの利活用の取り組みが始まっていました。
先にも触れましたが、宮古島はサンゴ礁が隆起した島です。地下ダムを理解してもらうには宮古島の地層を知ってもらうことが先決です。
簡単に言うと3層に分かれています、1層が不透水層(粘土層)、2層が透水層(琉球石灰岩)、3層が表土層(土、砂)です。
雨が降ると雨水は、表土から琉球石灰岩に浸透していってそのまま海に流れ込んでいました。
保水効果がないため年中水不足に悩まされており、特に昭和46年の大干ばつ(185日間で162mm)農業は壊滅的な打撃を受けたといわれます。
そこで、上の右写真のように地形を利用し海側の低い所に、不透水層まで連続して杭を打ち、雨水を透水層である琉球石灰岩の中にとどめようとするものです。
サンゴ礁石灰岩は、元がサンゴなので気泡が多く保水能力があるのです。
現在2つの地下ダムがありますが、その貯水能力は2000万t(飯田市の1日の水道供給量47万t)もあり、この豊富な水を灌漑用に9660haのサトウキビを主体とした畑地に供給し、なお3400haの圃場整備にも利用しています。
地下にためた水は延長134qの排水管路で運ばれます。
環境モデル都市宮古島のエコアイランド構想 地下ダムとは〜
宮古島は平成21年1月に環境モデル都市に選定されています。飯田市も現在今年中には、と、取り組んでいるところです。
何が評価されたかというと、平成20年に「エコアイランド宮古島宣言」を掲げ環境問題に積極的に取り組む姿勢を示し、低炭素・循環型社会の実現に強い意欲を見せているためです。
担当されている方の説明を聞いていて、本土から遠く離れた島という立地下では、現在ある資源を有効に使いかつ循環させることは、この島の持続的発展のためには必須案件なんだと暗示させられました。
宮古島の環境モデル都市行動計画では以下のように計画されています
1、クリーンエネルギーによる運輸部門のCO2フリー化
大規模太陽光発電と風力発電 -- 電力の安定供給と電気自動車導入
2、サトウキビ等による自給自足エネルギー供給
サトウキビの増産体制 --- バイオガス発電、バイオエタノール化
3、太陽と市民のエネルギーを活用したエコアクション
市民参加によるエコアクション -- エコハウスや環境の見える化
飯田市と共通する取り組みには太陽光発電とエコハウスが挙げられます。これは行政が行うハード事業ですが、市民活動としてエコと循環型社会をどうしていくかは同様の課題です。
はるか南の島でも環境と地域社会をどう結び付け将来につなげるか、について考えていることに親近感と一体感を覚えた次第です。
いくつか活動の紹介をしたいと思います。
1、まず地下ダム
実際見るまでは見当もつきませんでしたが、厳しい自然と向き合う島の暮らしが良くわかりました。